自部署での振る舞い方(契約職員とのコミュニケーション)

自部署での振る舞い方(契約職員とのコミュニケーション)

こんにちは、きっかわです。この記事では立場が違う職員が所属する部署での振る舞い方について、書いていきます。

私は正職員として私立大学で働いていて、もうすぐ8年になります。教務課に異動してからは、業務量が多いので1人で完結する仕事が少なくなりました。いつも契約職員に手伝ってもらっています。

異動した時、1年先輩の異性が先に教務課にいたんです。その人は契約職員としての採用でした。仕事はできるのですが、待遇が正職員より劣ります。優秀なので他に良い条件で引き抜かれないか心配です。

ところで、大学ではよく正職員で募集しておきながら、最終選考で不採用となった人を「契約職員としてならうちで働けるよ」と誘い込む手法が横行しています。

その先輩は正職員として採用されなかったんですね。そして7年間、採用試験に受け続けているんです。でも契約職員のまま働いている、という方なんです。

そこへ、正職員で異動してきたきっかわが登場します。私にかかるプレッシャーは半端じゃないです。早く仕事を覚えないと。覚えなければ「そのポジションを私に譲れ」ということになってしまい、組織のバランスが崩れます。

小さい大学なので、私の部署は正職員が課長と私の2人だけで、4人が契約職員、全員30代の女性です。そして課長は働きません。さあ大変。立場がそれぞれ異なる部署に放り込まれてしまいました。

こんな構成の部署は、大学に勤める方ならよくあるパターンだと思います。どうしても「嫌われないようにしなきゃ」とか「気を使わないと」と考えたくなるような構成ですよね。

私も同じ気持ちを抱いていますが、それを前面に押し出さない工夫をしています。

具体的には「全ての業務について、知らないふりをしない」ということです。業務分掌で職務が分かれているとは思いますが、教務の仕事は必ずどこかで繋がっています。そのため教員と職員が話していることだったり、共有メールアドレスに配信されるメールには全て気配りをしていくことが重要です。

円滑な人間関係を築きたい、という気持ちを相手に理解してもらうための行動をしていれば、よほどの変人でない限りわかってくれます。「きっかわは何を考えているか、何をしたいのか分かり易いな」と思ってくれるようになるまで、コミュニケーションをしっかり取ります。

ただ、あまり雑談はしません。被害妄想もありますが、30半ばのおじさんに片足突っ込んだ人とは話したくないですよね。趣味の話もしないです。天気の話とか、無難な話しかしません。付かず離れず、ではないですが、距離感は大切です。仕事より大事なものを皆さん持ってますからね。

とにかく「私はあなたにとって役に立つ存在ですよ」というスタンスで四方八方にアピールします。誰にでも耳障りの良いことを話すのではなくて、仕事への信念を持ちながら、全方位に良好な関係を築く事が大切です。

一見、難しいように感じますが、お年を召した教員と人間関係を築ける素地があるのだから皆さんにもできます。良い振る舞いをした結果は、必ず自分に良いことで返ってきますので、ぜひ実践してみてください。

それでは今日はこの辺で。

社会人基礎力カテゴリの最新記事