大学職員が読むべき本 会計編 簿記

大学職員が読むべき本 会計編 簿記

こんにちは、きっかわです。今回は現役大学職員が勉強していることを紹介します。

私は大学職員であり、社会人です。当然ですが。学生や教員と接することが多い一方で、経営に関する指標については学習機会が少ないです。財務部門に配属されれば業務を通じて勉強できますが、経営指標について「自分は理解が足りないな」という危機感が出てきます。

危機感を感じられるのは素晴らしい傾向で、同僚の中には「経営は上層部に任せておけばいい」「俺たちは目の前の仕事に全力を尽くそう」と言う方もいます。それもある種、正しいですが、大学経営の面白さを理解しないまま仕事をすることになり、もったいないなと私は思います。

加えて、大学職員の業務は特殊だといわれており、つぶしがきかない=大学業界でしか業務の知識が通用しない、という定説があります。せっかく多くの職業があるのに、若手の早いタイミングで専門職化してしまうのは、選択肢の幅が狭まり面白みが減ってしまいます。

そこで、社会人の基礎である簿記の力を養う事をお勧めします。アフター5の時間を使って勉強し、簿記の資格取得に向けて動いてみるのはいかがでしょうか。以下は日本商工会議所の簿記検定のページです。

簿記

簿記が理解出るようになれば大学の財務諸表が読めるようになります。財務諸表が読めるようになると、大学の良いところ、悪いところが見えてきます。良いところがわかると、強みが見えてくるし、悪いところがわかると、弱みを克服するための動きが出来るようになります。「大学のことをわかっている職員」となれるので、人事考課も高評価が狙えます。

勉強する、学習するという事は、仕事をしながらだとかなり辛いと感じることがあります。それでもスキマ時間を活用して、毎日10分でも続けていると、だんだんと「勉強しないとムズムズする」という感覚になっていきます。そうなったとき、習慣づけが完成します。

自大学の業務を覚えることはもちろん大切です。職員間で共通言語を持ち、高度な仕事をこなしていくには必要なことだと思います。一方で、「一般的にどうなのか」という視点も大事です。「うちの大学は特殊」という言葉に逃げることなく、「どの業界でも共通の言葉」を持ち、自身がどの業界、業種でも稼げる人材になれるのが、簿記です。私も独学で勉強し、合格することが出来たので、ぜひ大学職員、社会人としてのレベルアップを共にしていきましょう。そして、大学業界をより良い方向に改善していきましょう。

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