大学の就職支援について

大学の就職支援について

本記事では、大学の就職支援について説明します。

 

大学3年の秋ごろから大手企業の合同説明会及び企業主催の個別説明会が本格化します。学生はリクルートスーツに身を包み、説明会に参加し、勤勉な雰囲気をアピールする、あのイベントです。

 

大学の中にも就職支援室というものがあります。自分が学生時代、ここに入ったこともなかったのですが、これは失敗でした。徹底的に活用すべきでした。

 

就職活動は自分の生き方を振り返り、どう働いていきたいかという作業の繰り返しなので、主観的になりがちです。客観的な評価と、主観的に「自分はこうだ、こうありたい」を何度も往復させていくことで、自己を明らかにしていることが大切になります。

 

自分を客観的に見てくれる場所、というのが大学の就職支援室です。

 

自分が大学生だと、「自分を良く見せたい、他人に心の内を知られたくない」という思いが強く働いてしまい、不本意な就職活動をしてしまっていました。事実として、第一志望の企業には内定をもらえなかったです。

 

学生の皆さんにぜひ伝えたいのですが、大学に高いお金を払っているのだから、施設や人はすべて使い倒すべきです。自学部の教室と部室、サークルたまり場、パソコン室、体育館、図書館を使う程度では、使い倒すにはまだまだ足りません。過去の自分を振り返り、そして大学職員の立場として、ぜひご自身の大学のリソースを調べて活用してみてください。

 

具体的に就職支援室でどのような学生支援が行われているかというと、私は就職支援の部署に勤めたことがないので、同僚から聞いた話をご紹介します。

 

・学生は一度利用すると、何度も支援室に足を運んでくれる

敷居の高さを学生に感じさせてしまっているものの、リピーターが多く就職支援業務を評価いただいている、という印象でした。

 

・学生が徐々に緊張感がなくなって親身に相談してくれる点に、やりがいを感じる

誠実な対応によって打ち解けてくれるそうです。

 

・学生の就職が成就すると、支援室職員も嬉しい

 

・もちろん支援室職員にノルマはないので、押し付けはないから安心して利用してほしい

 

・「支援室って何してくれるんですか」という疑問を解決するために来てくれるのもOK。情報発信が足らず大学として申し訳ない

 

という感じです。職員は学生の力になりたいと思っているので、ぜひ利用してみてください。そして、大学職員を目指している同志の皆様、ぜひやりがいを感じとっていただき、大学業界で一緒に働きましょう。

 

大学によっては、外部の就職アドバイザーが週の決まった曜日に大学に常駐してくれることもあるようです。見知らぬ人の方が話をしやすい、という方は、大学の情報を確認してみるといいと思います。

 

オンラインでの相談も可能とのことです。対面でもオンラインでも、「まずは来室(もしくはサイト来訪)いただいて、予約してから面談に臨むと互いに準備ができるので、ご協力をお願いします」とのことでした。

 

まとめ

・就職活動は人生の分岐点。後悔しないよう、自分だけで抱え込まないようにしよう。

・就職支援室を含む、大学の施設や人は使い倒そう。利用しよう。

・支援室職員にノルマはなく、学生の力になりたい思いが最優先で活動しているので、まずは支援室を覗いてみてほしい。

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